大和 オープン戦限定で一発狙います
阪神の大和内野手(26)が26日、荷物整理のため甲子園クラブハウスを訪れ、3割超えの目標へ向けて来季はオープン戦で一発を狙う考えを明かした。
プロ通算0本塁打。その事実は相手からすればくみしやすい印象を与えてしまう。「僕が打席に入ると、内外野ともに前進守備を敷いてきた。一度だけ外野の頭を越えたときも前進守備だった」。長打がないと踏めば、ヒットゾーンを狭めるために外野が前に来てしまう。
だからこそ「オープン戦の段階で、そういうのも(長打)あると見せておかないといけない。自分の打球も低いライナー性が多いので」。シーズンに入れば2番打者として数多くの制約を持って打席に入らなければならない。ただオープン戦段階であれば基本的にフリーで打てるため、一発を狙っていくこともできる。
昨オフは5キロの増量を敢行したことで打球に力強さが増した。現在も70キロ前後をキープしており、「シーズン中も減らさないように。今くらいの体重のときが、一番、打球も強かった」と言う。開幕前に長打があるところを見せれば、相手の守備陣形も変わってくる。打率3割の頂へ‐。フェンスを越えるだけのパワーアップを図る。