岩崎、虎の“暴れん坊将軍”の誓い
セ界の強打者を成敗いたす!阪神のドラフト6位・岩崎優投手(22)=国士舘大=が4日、静岡市内の母校・清水東で自主トレを公開した。キャッチボールなどで汗を流した後、世界遺産登録された富士山を望む三保の松原の砂浜でもトレーニング。時代劇「暴れん坊将軍」のオープニング映像で使用された舞台で、虎の“暴れん坊将軍”襲名を誓った。
「強打者ほど(内角を)突かないと打ち取りにくい。怖さはあるけど、思い切った投球をしていきたい」
優しいマスクから想像がつかないほど強気な姿勢。岩崎はプロのマウンドでも、大胆にぶった斬る。標的は巨人・阿部ら、並み居るセ・リーグの強打者だ。即戦力の期待がかかる左腕は、一歩も引くつもりはない。
清水東時代、冬になると三保の松原で走り込んだ。ダッシュや長距離走など半日がかりのトレーニング。足腰を徹底的に鍛え上げた。久々に訪れた砂浜で走りながら、目をギラつかせた。
元日から練習するほど、燃えている。強打者封じの秘けつは「気持ちで引かないことが一番大事」という。セ界王者の主砲であろうが、真っ向から斬り合いを挑む。故郷に誓った強打者キラーは、タテジマをまとい大暴れする。