横田、父のバットケースで親父超え!
阪神の新人選手6人が7日、西宮市内の選手寮「虎風荘」に入寮した。
ドラフト2位・横田慎太郎外野手(18)=鹿児島実=は、ロッテなどで活躍した父・真之さん(51)が現役時代に使用したジュラルミン製のバットケースを持参した。
入寮に際し、自宅に保管していた思い出の品を、惜しまずプレゼントしてくれた父。横田はその高い期待に応えることを誓った。
「父が現役の時に使っていたので、自分も使って活躍したいなと思う。焦らずにじっくりやって、父を超えたいと思う」。プロ1年目の85年に、23歳でパ・リーグ外野手部門のベストナインを獲得した真之さんよりも早く、同賞に輝くような活躍を誓った。
プレゼントされたケースはバットが5、6本は入る大きさだ。ジュラルミン製で、木製バットにとっては天敵の湿気を防ぐ効果がある。寮の部屋に置いて使用するバットを保管するつもりだ。
制服姿で荷物整理を終えると「施設が充実していて、野球に打ち込めると思う」。鳴尾浜の環境を喜び、9日からの新人合同自主トレを待ち望んだ。
虎風荘には鹿児島実の寮の部屋にも貼っていた、父がロッテ時代にプレーしている写真も持ち込んだ。背番号24を受け継ぐ期待の新星は、これからも偉大な父の背中を追い続ける。