掛布DC、新人野手3人を“放し飼い”
2014年1月11日
だからこそ横田も含め、ルーキー3人には「八木とも話をしたけど、今の形のまま実戦に入っていけたら。あれこれ言う必要はない」と言う。アマ時代に築き上げた打撃フォームのまま実戦に入る‐。掛布DCも現役時代、高卒1年目のオープン戦で18打数8安打と目を見張る結果を残した。その経験則を踏まえ「いい結果が出ると、自然といい形になっていったりもするんだよね」と説明した。
阪神に限らず、他球団でも入団1年目の選手にキャンプ段階からメスが入り、長所を失う悪循環に陥るケースがある。才能豊かな若手を見れば、手をつけたいと思うのが指導者。そこをグッと我慢し、プロでも通用するか、見極めてからでも遅くはない。
もちろん「実戦で形が崩れたり、結果が出なくなってきたときはアドバイスをするよ」。選手の状態を見極めながら、指導が必要と判断すれば惜しみなく力を注ぐ方針だ。