榎田“上原式”間でG片岡を封じる!
阪神・榎田大樹投手(27)が11日、都内のグラウンドで自主トレを公開した。過去4度の盗塁王に輝き、西武からFA移籍した巨人・片岡治大内野手(30)の打撃と足を、投球の“間”を駆使して封じ込めると宣言した。
昨季は巨人戦で好投した左腕。同施設内でトレーニングを行う宿敵の新戦力を、意識せずにはいられない。「足も速いし、あまり出したくはない打者。しっかり抑えていきたい」と警戒心を強めた。
西武時代の片岡と、通算対戦成績で6打数3安打と分が悪い。秘策は投球の“間”だ。「下半身の“間”というのを意識している。去年はそこがうまく使えなかった」。下半身を使い、自身の間合いで投げられれば、抑えられる手応えはある。
走者で出した際も同様だ。けん制やクイックは「自信を持っている」と榎田。それも昨年のワールドシリーズ第4戦で、レッドソックス・上原がけん制で走者を刺した場面を引き合いに「走者の動き、間を見て、そのタイミングで投げられるかだと思う」と話した。
社会人・東京ガス出身の先輩となる片岡に「あまり打たないでくださいねと言いました」と、まずは軽いけん制球。万難を排し、今年も“Gキラー”として立ちはだかる。