阪神・柴田講平外野手（２７）が１４日、米大リーグ・ロイヤルズの青木宣親外野手（３２）の沖縄自主トレに志願参加。６年間憧れ続けたヒットメーカーから「青木になれる」と、お墨付きをもらった。

　柴田は大学３年から最多安打２度の名打者をまね始め、プロ入り後も研究を重ねた。昨年末、知人を介して青木に弟子入りを直訴。快諾を得て合体が実現した。思い焦がれたスターが目の前に…。青木の打撃練習を前後からスマホで動画撮影し「全てがプラス。生で見ることが一番の財産」と目を輝かせた。

　「柴田が僕をまねていたのは知っていたし、自分を見ていても少し似てるなって…。まねから入るのはとても大事。僕も色んな人のまねをして今がある。動画？あれは（自分が）いい打ち方をしているので参考にしてもいい」。青木は柴田の「まね」を公認したうえで「今やっていることをできれば成績は残る」と、物まねが本物になることを約束した。

　「年間１００本ヒットを打ちたい」。熱心な青木塾生が虎の外野手争いに参戦する。