福留は宜野座スタート!復活へ順調
2月1日から始まる春季キャンプで、阪神・福留孝介外野手(36)が沖縄・宜野座組に振り分けられることが20日、分かった。甲子園室内練習場での自主トレを視察した黒田ヘッドコーチも「すべてOKちゃうか。よう振れとった」と話し、完全復活へ足場固めが着実に進んでいることを認めた。
タテジマ元年の昨季、打率・198、6本塁打、31打点と、野球人生最大の屈辱を味わった福留が、沖縄・宜野座から、復活ロードを歩む。昨季中盤に手術した左膝の状態が万全であると判断され、フルメニューで肉体を追い込む。
徹底的に走り込んだハワイ自主トレ。褐色に焼けた顔が、充実度を裏付ける。18日から開始したティー打撃では、シーズン本番に近いスイングスピードが空気を切った。左膝に右ふくらはぎ。昨季に離脱の原因となった下半身に問題がない証拠だ。
「すべてOKちゃうか。よう振れとった」。甲子園室内練習場での自主トレを視察した黒田ヘッドが万全を強調した。また別の球団関係者も「状態に関しては死角がない。よく走り込んでるし、左膝もなじんでる」と太鼓判を押した。
中日時代に首位打者を2度獲得した安打製造機。日本球界復帰1年目の昨季は、相次ぐケガに泣かされ、メジャー時代の打撃フォームが日本野球にそぐわなかった面もあった。契約は今季を含めて2年残されているが、ズバリ今季が勝負だ。
「問題ないんじゃないかな。寒いからよく分からんけど、順調に来てるはず」。多くは語らない。グラウンドに刻む結果と背中で、福留は完全復活を語る。