緒方生き残る!!最後まで宜野座誓う
阪神・緒方凌介外野手(23)、藤浪晋太郎投手(19)らが26日、先乗り合同自主トレに参加するため、沖縄に入った。緒方にとっては、2年目で初めて手にした宜野座キャンプ。安芸と選手の入れ替えが頻繁に行われる予定の今キャンプで、宜野座完走を誓った。
降り立った沖縄は、あいにくの曇り空だ。だが、初めて宜野座キャンプに参加する緒方の気持ちは熱かった。
「やってやろうという気持ちです。すべての面でアピールしたい。最後まで宜野座キャンプで終えたいので、結果を残したいです。しっかりやらないといけない」
宜野座キャンプ完走をあらためて誓った。出発前、今年は沖縄組と安芸組のメンバーを指揮官が積極的に入れ替えるという報道を目にした。開幕1軍を目標とする23歳はこれに敏感に反応。「安芸との入れ替えが多いと新聞で見ました。自分は入れ替えられないように乗り切りたいです」と最後まで沖縄組メンバーに生き残る決意だ。
絶好のチャンスを逃すわけにはいかない。昨年のフェニックス・リーグで頭角を現わし、秋季キャンプでは和田監督から野手MVPに指名された。さらに、台湾のウインターリーグでも好成績を残し、自信を深めた。
春季キャンプでは、PL学園の先輩・福留と右翼のレギュラーを争う。「超一流の方なので、同じ場でやらせてもらって、得ることが多い。どんどん吸収して自分の財産にしたいです」。外野の定位置獲りへ、どこまでもどん欲だ。南国の地で、なりふり構わずレベルアップを図る。