マートン誓った!バース超え球団新記録
阪神のマット・マートン外野手(32)が29日、関西空港着の航空機で来日した。ランディ・バースが持つ球団の外国人通算安打記録に、あと53本と迫っているが、最強助っ人の記録を塗り替え、さらにチームの優勝のために安打を重ねていく決意を示した。
晴れやかな表情で、再び日本の地へ舞い戻ったマートン。「日本に帰ってこられて興奮している。今年もいいチームと聞いているし、沖縄に行くのが楽しみで仕方ない」。その先に見据えるのは、猛虎最強助っ人が持つ球団記録だ。
阪神で外国人選手の歴代通算安打はランディ・バースの743本。マートンは現在690安打で、球団新記録まで54本に迫っている。過去3度の最多安打に輝いた男にとっては通過点の数字だが、過去4年間、チームに貢献して積み重ねてきた誇りでもある。
「自分が安打を打つために、試合に出なければ達成できない。そういう部分でチームには感謝している。チームが機会を与えてくれたので、安打も重ねることができた」と感謝の言葉を並べた。
その上で「これからもそれ(安打)を続けられるように、プレーしていきたい」とバース超え、さらに記録を更新し続けることで、優勝の原動力となることを誓った。
このオフは「下半身を重点的にトレーニングしてきた。年齢を重ねることで、必要性を感じてきた」とし、すでに打撃投手相手にフリー打撃も行ってきたという。虎の安打製造機は今季も中軸として打線をけん引する。