鳥谷、藤井がインフル…数日間静養へ

 「阪神春季キャンプ」(5日、宜野座)

 鳥谷ダウン‐。阪神は5日、鳥谷敬内野手(32)と、藤井彰人捕手(37)がインフルエンザを発症したと発表した。昨季まで2年連続フルイニング出場を果たした虎の鉄人・鳥谷を襲ったインフルエンザの猛威。数日間は静養に努める見込みだ。

 全体練習前、マスクをした鳥谷が迎えのタクシーに乗り込んだ。朝のアーリーワーク中に体調不良を訴え、宜野座村内の病院で検査の結果、インフルエンザと判定され、そのまま読谷村内のチーム宿舎で静養した。

 阪神史上2人目となる遊撃手での2年連続フルイニング出場を果たした虎の鉄人を襲ったインフルエンザ。

 「細心の注意を払っていたんだけどね。不摂生してたわけじゃないし。鉄人の域に入ってるけど、誰でもかかるんだなと。ただ、時期的なことで言えば、この時期で良かったと思ってる」と和田監督は主将の早期回復を願った。

 正捕手を争う藤井は前日に体調不良を訴え、読谷村内の病院でインフルエンザと診断され、この日は終日、宿舎で静養に努めた。

 「これ以上の感染者を増やさないために、可能な限りの策を取りました」と球団関係者。感染拡大を防ぐため、これまで以上の手洗い、うがいの励行を呼びかけるなど、被害を最小限に食い止める迅速な動きを見せた。

 両選手とも今後数日間は静養し、回復具合を見ながら、練習に復帰する見込み。「一度体をつくってるから、調整には影響ないと思う」と和田監督。今は一日も早い完治を願うばかりだ。

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