掛布DCが北條に“いい凡打”指令!

 「阪神2軍春季キャンプ」(6日、安芸)

 掛布雅之DC(58)が6日、安芸キャンプの第2クールから始まる実戦で、北條史也内野手(19)に「いい凡打」指令を与えた。

 安芸は第2クール初日から実戦モード。7日にシート打撃、11日は練習試合・西武戦(春野)が予定されている。初実戦で掛布DCがチェックするのは、北條の凡打の内容だ。

 「初めての実戦だから、三振してもいい。投球に対してどういう反応をするかとか、崩されてもどう打っているかを見たい」

 一流打者でも打率は4割に満たない。失敗は6~7割だ。そこで「同じ3割打者でも7割の失敗の内容が良ければ、相手投手が(打率)4割にも5割にも感じることがある」。凡打の内容を良くすることで、数字以上の威圧感を与える。1軍に生き残るために必要なことだと説明する。

 11月の秋季キャンプから、北條に飛躍的な成長を感じている。糸を引くような打球が増え、一方で「ミスがいいミスに変わってきている」という。一段階上がった背番号2に、次のステップとして、「いい凡打」を見せてほしいと考える。

 結果、内容ともに平田2軍監督らが合格点を与えれば、掛布DCとの沖縄行きをつかむ可能性もある。いよいよ北條が今季初実戦に臨む。

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