西岡 特打&特守やる!個人練習解禁や
「阪神春季キャンプ」(6日、宜野座)
西岡剛内野手(29)が、7日から始まる第2クールで特打、特守をメニューに組み込んでいくことが6日、明らかになった。移籍1年目の昨年やロッテで不動の遊撃手となって以降は、キャンプでは調整を優先させてきた。第1クールでキレのある動きを見せたリードオフマンが、さらに自らを追い込む。
西岡が静かな口調で明かした。「第2クールからは特打、特守もやっていく」。初日から若手がかすむほどキレのある動きで周囲を驚かせてきたが、7日からの第2クールでさらに自らを追い込む考えだ。
移籍1年目の昨年や、ロッテで不動の遊撃手となってからは、キャンプではシーズンへ向けての調整を優先してきた。そのため個別練習を控え、故障しないように細心の注意を払ってきた。レギュラーがキャンプで故障し、調整プランが狂えばチームにも大きな迷惑をかけることになるからだ。そのため自主トレ段階で徹底的に追い込み、キャンプは調整期間に充てるのが恒例だった。
「今年は勝負の年」と位置づけ、第1クールから精力的にバットを振ってきた。個別練習の狙いは長打力アップを目指す新打法の成熟と、守備力のアップ。全体練習にプラスアルファを加えても、現時点で肉体的に問題はない。
5日に西岡の動きを視察した巨人・森中スカウトは「今年は動きがキレている。声も出ているしチームを引っ張ろうという意識が出ている。別のスコアラーから打撃が良いという報告も上がってる」と明かす。宿敵も認める仕上がり。次クールでもう一段、ギアを上げる。