掛布DC沖縄上陸!若虎よ内容こだわれ
「阪神春季キャンプ」(12日、宜野座)
掛布雅之DC(58)が、沖縄県読谷村の宿舎に入った。
安芸での11日間を終え「若い子が実戦で結果を出して、一区切りした形で沖縄へ来られた」と語った。滞在は第3クールの4日間のみと短いが、目当ては昨年11月の秋季キャンプで指導した森田、伊藤隼、中谷らだ。4日間とも実戦やシート打撃が組まれており、サバイバルへいずれも結果が必要とされる。だがミスタータイガースが注目するのは打席での内容だ。
「もちろん結果も大事だけど、1打席の中で何をしようとしたか。内容ですよね」と語るように、練習で続けていたフォームであり、見逃し方、狙い球の絞り方‐。そこには現役時代の確かな経験があり「この時期は内容に伴って結果がついてくる。内容が良くなければ、なかなか結果も出ない」と言う。
シーズンではあくまでも結果優先。だが調整段階で内容をおろそかにすれば結果は出ない。実際に安芸では北條が11日の西武戦で結果を残し「内容も良くて本当にうれしかった」と目を細めた。
主力に対しては「邪魔しないように。聞かれれば答えるけど」と見守る方針だが、教え子たちの動きにはしっかりと目を光らせる。