ドラ1岩貞、能見になれる!入念52球
「阪神春季キャンプ」(13日、宜野座)
ドラフト1位・岩貞祐太投手(22)=横浜商大=が、宜野座キャンプ合流初日でブルペン入りし、52球を投じた。視察した他球団007も“能見2世”の呼び声高い素材に警戒を強めた。
背番号「17」に、和田監督や、各球団スコアラーが熱視線を送る。それを意に介さずカーブ、スライダー、カットボールを交え、力強い球を捕手・藤井のミットへ投げ込んだ。
あこがれの能見を参考にした投球フォーム。似ているのはそれだけじゃない。右打席に打者を立たせ内角への直球、膝元へのスライダーを入念にチェック。「大学時代から自信を持っている球。今はその球を信じて軸にしていく」と話した。
これには中日・井本スコアラーも「能見もあのコースを攻めて落ちる球で打ち取る投手。今日は投げなかった落ちる球をうまく使えれば、能見のようになれる」とし、巨人・森中スコアラーは「左足がオーソドックスな使い方ではない」と、軸足で間をつくる独特のフォームに注目した。
初の宜野座キャンプに「人の多さにビックリした」。さらに能見が時を同じくブルペン投球中だったが「キョロキョロしている場合じゃない。集中して投げた」と岩貞。開幕ローテを目指し、まずは順調に滑り出した。