ゴメスやっぱり怪物!初屋外で7発
「阪神春季キャンプ」(14日、宜野座)
阪神のマウロ・ゴメス内野手(29)が14日、来日以来初めて屋外フリー打撃を行った。42スイングで7本の柵越えをマークし、詰まってもバックスクリーンへ運ぶ圧倒的なパワーを披露した。
グシャッと鈍い音を発しながらもゴメスの打球はバックスクリーンに達した。詰まっても、芯を外しても飛ぶ。その飛距離はチーム内で群を抜いている。
サムソン戦の前、マートンと一緒に打撃ケージに入った。7スイング目で左中間へたたき込んだ。18スイング目は詰まりながらもバックスクリーンへ。
「体の状態は良かった。久しぶりに外で打って、これから機会も増えていくと思うので慣れていきたい」と感想を口にした。
一方でミスショットも目立った。内寄りの球はきちんとさばくが、外寄りは全てファウルかポップフライ。屋外フリー打撃は2週間ぶり。室内打撃で見せた癖のない柔らかいフォームも影を潜め、「力を入れて大きいのを狙う部分もあった」と率直に力みを認めた。
「普段は打撃練習でポンポン放り込むことは意識しない。試合になれば当たると入る。明日からは普段通り、スイングを確認する」と力を込めた。来日からまだ日が浅い。「状態は80%くらい。打ち始めなのでもう少ししたら」という中で見せた長距離砲の片りん。順調に上げていけば、必ず頼もしい存在になる。