掛布DC、横田に“掌を太陽に”打法
「阪神2軍春季キャンプ」(18日、安芸)
安芸キャンプに再合流した掛布雅之DC(58)が18日、ドラフト2位・横田慎太郎外野手(18)=鹿児島実=の打撃フォーム改造に着手した。
雨のため安芸ドームで行われたフリー打撃後。掛布DCが横田に歩み寄った。
バットを持たずに、手は開いた状態。右手の甲を上にして、左は手のひらを上に向けて両手を水平に並べる。そのままスイングするように腰を回転させて、フォロースルーのときに両手の手のひらを逆に返す。その動作を何度も実演した。
「(右)手の甲が上(に向いている状態)から、手のひらが上に返る、と説明した」と掛布DC。当初は打撃フォームをいじらないと話していたが、基本である手首の返し方だけは早期に身につけさせるべきと判断して、横田を指導した。
右腕の使い方で、ミートの確実性が増す。手のひらを太陽に向けるような打法に、横田は「わかりやすかった」と感銘を受けた。金の卵に施した小さなメスが、やがて虎の大砲を生むかもしれない。