能見、韓国打者で直球試し斬りや
「阪神春季キャンプ」(24日、宜野座)
阪神・能見篤史投手(34)が先発する25日のLG戦(宜野座)で「直球チェック」を行うことを明かした。2イニングの登板予定で、直球主体の投球で挑む考え。直球に強いLG打線を相手に積極的に投じることで、仕上がりを確認する。
「変化球も投げますけど、真っすぐをしっかり投げられるように。韓国の選手は真っすぐに強いので。そこで確認しながら、フォームもいろいろと試しながら投げます」
今の状態を確認する上で、申し分のない相手だ。昨年、WBC日本代表に選ばれた時には韓国との対戦こそなかったものの、全体的に直球に強い打者が多いことは頭に入っている。そういった打者相手に、今の自分がどれだけ通用するか。左腕にとって、テーマを置きやすい一戦となる。
この日の能見は、キャッチボールやランニング、ケース打撃などで調整した。ここまで、キャンプでは自身のペースで段階を踏みながら、しっかりと仕上げてきた。
「疲れはありますけど、この時期ですからね。仕方のないことなんで」と能見。この時期だからこそ、肉体的に追い込んだ中で試合にも挑む。自身、今季初となる対外試合で、キャンプの総仕上げに入る。