新井2の2!なんと打率は驚異.818
「練習試合、阪神3-6LG」(25日、宜野座)
阪神の新井貴浩内野手(37)が25日、韓国・LGとの練習試合で2打数2安打。これで今年の実戦は11打数9安打、打率・818と絶好調だ。ゴメスの調整が遅れているなか、“お兄ちゃん”の頼もしさは心強い。
初対戦の相手、初めて見るボールの軌道。だが新井のスイングは崩れなかった。昨季終盤、あれだけ苦しめられた落ちるボールを自分の形で中前にはじき返した一打。これが打撃改造が間違っていなかった確かな証拠だ。
二回1死。リオダンの2球目、外角134キロのチェンジアップを打ち返した。上体が開かず、しっかり下半身で踏ん張って中前へ運んだ。バックネット裏で見ていた巨人・三井統括ディレクターは「正直、“おっ”と思ったよ」。かつてチーフスコアラーを務めた経験を持ち、情報面で原監督を支える懐刀が率直な印象を口にする。
昨年8月以降、他球団は新井に対してフォークなど落ちるボールに弱点を見いだし、徹底的に攻めた。3割前後を維持していた打率は終盤に急降下。その反省から新井自身は今キャンプで上体が開かないように意識し、落ちるボールへの対策を練っていた。「初めての投手だったけど、良い反応ができた」と手応えを打ち明けた。
三井統括ディレクターは「去年まで形を決めている印象があったけど今年は無形。肩が開かなければ頭も動かないから、率は残せるんじゃないか。新井が絡めば良い打線になる」と分析。4番を期待されるゴメスが故障で出遅れており、新井の現状はひときわ目につく。四回にも直球を左前へクリーンヒット。8割超の驚異的な打率は、技術的要因が下地となっている。
和田監督も「新井はずっといい。これを続けてほしい」と言う。「いい手応え?そうだね」と充実の表情を浮かべるベテランが、猛虎打線に欠かせないピースとなりつつある。
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