能見の2年ぶり開幕投手が決定的に
「阪神春季キャンプ」(26日、宜野座)
和田監督が、3月28日の巨人戦(東京ドーム)の開幕投手を決めていることを明かした。順調にいけば、能見篤史投手(34)が2年ぶり3度目の開幕投手となることが決定的だ。
「(名前は)ここでは言えません。私の中では決まっています」
キャンプ最終日、指揮官はブルペンで能見が投じた計67球のうち55球で、右打席に入って状態をチェック。期待の高さは行動だけでなく、言葉でも示した。
「(期待は)もちろんエースですから。投手陣の中で一番球数を投げて、自分だけでなく投手陣全体を引っ張ってくれた1カ月だった。期待する以外にありません」
現時点で能見、メッセンジャー、藤浪の3人は今後の調整がほぼ固まっている。中西投手コーチは「3人はあと4回投げさせる。3人に関しては開幕を目標に順調に調整できている」と話した。藤浪は1日のロッテ戦(安芸)に先発し、3月4、5日のソフトバンク2連戦(ヤフオクドーム)では、能見、メッセンジャーの順で先発予定だ。
能見は「(監督と開幕の話は)してないです。そこに向けてやっていくことに変わりはない」と話した。多くは語らなくても、進むべき道はしっかり見えている。