梅野、田淵氏以来の新人捕手開幕1軍も
「阪神春季キャンプ」(26日、宜野座)
目指せタブチくん!阪神のドラフト4位ルーキー・梅野隆太郎捕手(22)に、和田監督は「戦力になれる」と太鼓判を押した。梅野は今後オープン戦に帯同予定で、開幕1軍、そして球団の新人捕手では69年の田淵以来となる開幕戦出場を目指してアピールしていく。
プロ入り初めてのキャンプを無事に完走し「しっかり練習できた。オープン戦で結果を残してシーズンに入れるようにやっていきたい。1日、1日、悔いが残らないように」と表情を引き締めた梅野。初日から豪快なフルスイングで首脳陣にアピールし、課題だったキャッチングやスローイングなど守備力も向上。和田監督が「シーズンでも戦力になれる」と語ったように、藤井、清水らと開幕1軍を争うだけの力を見せつけた。
仮に3月28日の巨人との開幕戦に出場すれば、球団の新人捕手としては69年の田淵以来、45年ぶりの快挙。オープン戦で活躍し、開幕スタメンを勝ち取ればドラフト制導入後では初となる。
今後はオープン戦に帯同予定で「チャンスはあると思うので」と前を向く梅野。黒田ヘッドコーチは「ベテランと組んだときにどうリードするか」と課題を口にした。開幕まで残り1カ月。重い歴史の扉を開くため、懸命にアピールしていく。