和田監督、若虎見極め3・7までに設定

 若虎に残された試合は、あと7試合‐。阪神・和田豊監督(51)は28日、若手野手を見極めるタイミングを3月7日のロッテ戦(甲子園)までに設定。同4日からの福岡遠征では2軍教育リーグとの“親子ゲーム”も活用し、絞り込み作業に入る。

 若虎には、ここが正念場だ。「(若手が)頭(先発)からいける試合は、そうはない。甲子園からは主力が出る。時期が近づくにつれて(チャンスは)少なくなる」と和田監督。その上で「7日ぐらいまでに、見極めたい」と絞り込みの時期を明言した。

 そのために実戦の場はフルに生かす。3月4日から1軍はオープン戦・ソフトバンク2連戦(ヤフオク)をナイターで行う。昼間は2軍の教育リーグ(雁の巣)が行われ、遠征先としては格好の親子ゲームとなる。

 「(福岡は)4試合あるから(選手を)振り分けながら有効に使っていく」と多くの若虎を起用する方針。そして「視察?可能性はあるねぇ」とニヤリ。指揮官自らも2軍戦視察からナイターというダブルヘッダーで、力量を見定める考えだ。

 北條、一二三が1軍に合流し、梅野、西田、伊藤隼、緒方らとの競争激化は必至。「ここから、もう1つ上のレベルで競争してほしい」。開幕1軍を目指し、最後の戦いの火ぶたが切られる。

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