藤浪、3・8大谷とプロ初の先発対決
阪神・藤浪晋太郎投手(19)が8日の日本ハム戦(甲子園)で、大谷翔平投手(19)とプロ入り初めて投げ合うことが3日、決まった。和田監督が起用を明言した。高校時代に聖地を沸かせた2人。甲子園で投げ合いを演じるのは、2012年のセンバツ大会以来、2年ぶりとなる。
球春を告げる青空が広がった甲子園。報道陣から、8日の日本ハムの先発は大谷と聞かされると、和田監督も迷わず呼応した。
「(藤浪で)いこうか。いいんじゃない。こっちもそのつもりでいる。まだ日にちがあるから、何があるか分からないけどいかせると思うよ。交流戦以外でそういう機会はなかなかつくれないのでね。ファンの方に見てもらうせっかくの機会だからね」
ついに、野球ファンが待ちに待った対決が実現する。藤浪VS投手・大谷。高校時代に聖地を沸かせた怪物2人がプロ入り初めて投げ合うことが決まった。
両者が投げ合うのは、12年のセンバツ大会以来2年ぶりだ。この試合では大阪桐蔭・藤浪が9回8安打2失点で勝利投手となった。一方の花巻東・大谷は制球に苦しみ、8回2/37安打9失点。全国制覇を果たした藤浪とは対照的に、初戦で聖地を去った。
プロでの“対決”は2度目だ。ルーキーイヤーの昨季。5月26日の交流戦(甲子園)で、藤浪VS打者・大谷が対戦した。結果は3打数2安打。大谷に2本の二塁打を浴びたが、7回1失点で藤浪が勝利投手となった。
「オープン戦なので特に意識はしません」
甲子園での練習後、藤浪は自然体で、そう語った。今季は「先発3本柱」の一角として計算され、8日の登板は予定通り。あくまでシーズン開幕までの準備段階に、すぎない。
この日は西宮神社を参拝した後、甲子園に場所を移し調整。中西投手コーチに「(チームと一緒に)福岡に行きたかったです」と話すなど終始リラックスモードだった。以前から「ライバルとは思っていないですけど、ファンの方は楽しみにしてくれている」と話してきた大谷との対戦。プロ入り後も続く2人の物語第2章がいよいよ幕を開ける。
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