メッセ今年も勝てる!3回4K
「オープン戦、ソフトバンク6─0阪神」(5日、ヤフオク)
貫禄を見せつけた。阪神・メッセンジャーがオープン戦初登板で3回4三振の快投を披露。昨季のセ・リーグ奪三振王が、ソフトバンク打線をねじ伏せた。
「だいたいよかった。状態もあがっているし、シーズンへ向けて順調だね」
新人の梅野と初めて実戦でコンビを組み、何度もサインに首を振った。「自分の投げたい球を投げたくて」。立ち上がりから“オレ流”の投球を貫き、三振の山を築いた。
初回1死から今宮、松田を連続三振。三回2死で中村に左翼席最前列へソロを運ばれるまで、打者8人から4三振を奪った。
51球を投げて最速148キロ。3回2安打1失点だった。投球内容に満足しつつ、梅野へのフォローも忘れなかった。「非常にいい選手。何度も首を振られてストレスを感じたかもしれないが、いい仕事をしてくれたよ」
開幕へ手応えがある。助っ投は威勢のいい言葉を続けた。「一度、タイトルを取ったからには防衛できるようにしたい」と2年連続の奪三振王を約束。さらに「任せてもらえるならやりたい」と開幕投手にも立候補した。
開幕となる3月28日の巨人戦は能見となることが決定的。それでも示した大役への意欲は、来日5年目への自信の表れだ。