2戦連続完封負けに和田監督も苦虫
「オープン戦、ソフトバンク6─0阪神」(5日、ヤフオク)
開幕まで3週間強ある今だから、14試合の実戦を残す猶予があるから看過できるが、ちょっと猛虎打線に元気と迫力がない。ソフトバンクが主力投手をつぎ込んだとはいえ、阪神はわずか2安打に封じ込まれ、2試合連続完封負けだ。
好調の新井が二塁・本多のグラブをはじく痛烈な打球を右前に飛ばした五回。西岡が内角直球をコンパクトなスイングで右前にライナーで運んだ六回。それ以外に見せ場は訪れなかった。時を追うごとに、和田監督の顔色が曇った。
「レギュラー陣が仕上がってこないとってとこもあるけど、それにしても打てなさすぎるね。ボールを見過ぎてしまってるね。ソフトバンクのバッターは、最初から振って、振ってと来るのに」。指揮官は凡打に至るまでの過程に苦虫をかみつぶした。
投手の仕上がりの方が早いとされる時期。どんな結果に終わっても許容範囲内なのだが、打席内での立ち向かう姿勢が気になった。7日は聖地での今季初試合。春の訪れを感じたい。