虎あ~7連敗…和田監督「悔しい」

 「オープン戦、巨人7‐6阪神」(10日、伊勢)

 まだシーズンが開幕したわけではない。それでも敗戦の味は苦い。オープン戦開幕から7連敗。そして開幕カードの相手・巨人に連敗。阪神・和田監督は、その悔しさをかみしめた。

 「もちろん負けてもいいと思ってやっているわけではない。こういう試合でも、負ければ悔しい。そういう気持ちを、われわれも選手も出していかないとファンにも失礼」

 勝利まで、あと一歩だった。低調だった打線が14安打を放ち、1点ビハインドの六回には梅野、緒方の若虎がつくった好機から4点を奪い、逆転に成功した。だが、八回に小林の逆転満塁弾を浴びて勝負は決した。

 「若い選手が食らいついて、いい結果を出してくれた。あとは主力待ちだね」と和田監督。主将・鳥谷に、この日は出場しなかった西岡、福留らが調子を上げてくれば…。

 敗戦の悔しさは、勝利への糧にすればいい。「これからスイッチを入れ直していかないといけない」。強固な猛虎軍団を仕上げ、開幕での宿敵との再戦に臨む。

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