藤浪、苦手ハマスタで勝つDe~
阪神・藤浪晋太郎投手(19)が13日、投手練習に参加し、甲子園の室内練習場で汗を流した。今年、5度目の実戦登板となる15日・DeNAとのオープン戦(横浜)では結果を求める考えを示した。昨季、防御率7・20と苦戦した横浜スタジアムで強力打線を封じる。
お試し期間は終わった。開幕まで2週間。次回の15日・DeNA戦では、内容とともに「結果」にこだわる。藤浪がついに本番モードに突入する。
「そろそろしっかり抑えないといけない。もう、この時期になると結果度外視ではダメだと思います。自分のピッチングをして、しっかり抑えたいです」
前回8日の日本ハム戦(甲子園)では5回9安打5失点の乱調。左打者に8安打、3盗塁を許すなど課題を残した。ただ、これまでのオープン戦では「バッターとの兼ね合いもそうですけど、試すことが多かった」と言う。開幕が迫り、確認作業は終えた。次戦はシーズンさながらの投球を披露する。
「その時その時の調子もありますし。次も調子が悪いかもしれない。悪ければ悪いなりのピッチングをしてゲームをつくりたい。シーズンに向けてしっかりやっていきたい」
舞台は昨季1勝1敗ながら、球場別防御率7・20と苦戦した横浜スタジアムだ。打線には昨年2本塁打されたブランコや新加入したバルディリスなど強打者が並ぶ。こうした状況が、藤浪の気持ちを高ぶらせる。
「プロの球場なので投げにくさとかはないです。ブランコに限らずしっかり投げたい。いい打線と対戦した方が収穫は多いと思う。思い切っていきたい」
毎年、春先は花粉症に悩まされる。「花粉症はきついです。昨日の夜中も起きました。薬は飲んでるんですけど。飲んだら眠くなるんですよ」。そう明かして鼻をすすった藤浪は、雨のため室内練習場でダッシュや打撃練習などで汗を流した。
チームはオープン戦10試合でわずか1勝。藤浪が白星に飢える首脳陣、ファンを安心させる。