藤浪隠す!2軍登板回避でホーム開幕へ
藤浪隠しで万難を排す!阪神・中西清起投手コーチ(51)は20日、藤浪晋太郎投手(19)を、次回登板が濃厚だった25日のウエスタン・中日戦(ナゴヤ)を回避してシート打撃登板で調整し、ホーム開幕戦となる4月1日の中日戦(京セラ)に臨ませる考えを明かした。
むざむざと敵に情報を与える必要はない。中西コーチは「2カード目に当たるから、中日も主力打者が(試合に)来るだろう。(藤浪を)連れて行く必要はない」と説明した。
25日の2軍戦に登板すれば、中6日でホーム開幕戦を迎えられる。だが相手は同じ中日。直前の2軍戦で、敵の主力打者に藤浪の球筋を見られてしまうリスクを避けたい。同様に、中日3連戦での先発が予想される岩田らも、名古屋での2軍戦には登板させない予定だ。
中西コーチは今後の藤浪について「(次回は)シート打撃だな」と話した。26日の練習日にシート打撃に登板させ、それをもって最終調整とするつもりだ。
ここ2戦連続で5失点の藤浪だが、本人は登板での収穫を強調している。「収穫、収穫と言っているから、『うまいもの』を食べさせてくれるだろう」と中西コーチ。黄金右腕が“豊作ぶり”を披露するのは、本番の舞台までお預けだ。