能見オープン戦無失点で開幕へ
オープン戦、無失点締めだ!21日のオリックス戦(京セラ)に先発する阪神・能見篤史投手(34)が20日、甲子園の室内練習場で調整。オリックス・金子との投げ合いで、エースの“本能”を呼び起こす考えを示した。
「いいピッチャーですからね。球筋を見させていただけるので。呼び起こしながらやっていきたいです」
金子は自身と同様に開幕投手が決定的だ。オープン戦で実現した一流同士の投げ合い。パ・リーグを代表する右腕の存在がエースの心を揺さぶった。
開幕まで約1週間。試合ではこれまでのように、内容よりも結果を求めていく。「結果はもちろん。(故障離脱していた)糸井くんも帰ってきてるしね」。昨年、侍ジャパンで共に戦った仲間との対戦も心待ちにした。
ここまでオープン戦2試合は計8イニングを投げ3安打無失点。防御率0・00のまま、シーズンインも見えてきたが「(無失点は)あまり気にしていないよ。打たれて分かることもあるし。想定の中で感じるものもある」と余裕を漂わせた。
この日はダッシュや打撃練習で汗を流した。「試合でいろんな場面を想定してできたらいい」。エースがオープン戦のラスト登板を好投で飾る