掛布DC一二三のポテンHに希望見た

 「ウエスタン、オリックス5-1阪神」(21日、神戸第二)

 ウエスタン・リーグが21日、開幕し、阪神は1‐5でオリックスに敗れた。開幕戦を見守った掛布雅之DC(58)は、九回に初安打を放った一二三慎太外野手(21)について「あしたにつながるヒットだ」と、4番の奮起に期待を寄せた。

 打線全体で12三振。二回から七回まで無安打に抑えられた。ボールの見極めという課題を露呈した開幕戦で、掛布DCは1本の安打に注目した。

 4点差の九回2死。一二三が桑原のスライダーに食らいつくと、打球は中堅前にポトリと落ちた。

 「一二三のようにポテンヒットでも、ヒットになると次の打席でボールを見極める間が生まれてくる。あした(22日)の打席に注目してもらいたい」

 開幕して初安打が出るまで、誰しも力が入るという。結果が出て余裕が生まれたときに、自分の形で打てるか。そこが成長を見極めるポイントだと、掛布DCは説明した。

 いきなり4番を任された一二三。直前に2打席連続三振を喫し、「あそこは絶対打ってやろうと思った。執念です」と悔しさを最終打席にぶつけた。

 勝敗には直結しなかったが、気迫が感じられた今季初安打。試合後は「次につなげます」と力を込めた。開幕戦で見せた掛布チルドレンの執念は、成長の土台となっていくはずだ。

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