鳥ぶっつけ開幕…背中の張りで治療優先
「オープン戦、オリックス2-4阪神」(21日、京セラ)
14年度版新オーダーは開幕までお預けだ。1番・鳥谷、3番・西岡の打線構想を固めた和田阪神が、オープン戦期間中に一度もベストメンバーを組むことなく開幕を迎えることになった。背中に強い張りを抱えている鳥谷の状態が快方に向かわず、和田監督は残り2試合の欠場を明言した。
「この3連戦は出ません。さらに悪くなったんじゃない。シーズンは長いから、何かを抱えたまま開幕を迎えるより、少しでもいい状態で臨ませたいと。開幕に関しては全く心配してません」と今後は治療を最優先する方針を示した。
また、この日から1軍本隊に再合流した西岡は、京セラドーム内の室内練習場でティー打撃を行ったが、まだ試合に出られる状態ではないと判断され、鳥谷とともに試合開始前に球場を後にした。
「西岡に関しては、首だから無理はさせられない。明日バッティングできれば、あさってのことを考えます。早ければあさってからかな」とオープン戦最終戦での実戦復帰を青写真に描いた。
1試合でも多くベストメンバーでの実戦を望んでいた和田監督。「そこなんだよ。組めないよ」と苦虫をかみつぶした指揮官。9年ぶりのリーグ優勝を狙う新猛虎打線は、ぶっつけ本番で開幕を迎える。