鳥谷シート“4打席連続H”で不安一掃
阪神の鳥谷敬内野手(32)が26日、甲子園の室内練習場で行われたシート打撃で“4打席連続安打”。1週間ぶりの投手との対戦で開幕へ不安を一掃した。
「ここでの結果はともかく、投手の球を見ていなかったので、生きた球を見られたことが一番よかった」。背中の張りで19日のロッテ戦(QVC)後から1軍を離れて別メニュー調整を続け、25日に再合流したばかり。それでも3月28日に合わせて調整してきた成果を打撃で示した。
第1打席は安藤から右中間へライナーを打ち返すと、加藤に対しては初球をたたいて二遊間を破った。さらに鶴からは一塁線を破る鋭いゴロを放ち、二神の初球をたたいた一、二塁間方向へのゴロも完璧に捉えていた。
4打席全てが安打性の打球。和田監督も内容に納得の表情だった。「タイミングをしっかり取れているし、スイング自体は問題ない。何日間かあいた感じではない。十分にいける」。ぶっつけ開幕となる主将を、自信を持って1番として送り出すことを決めた。
今年は春季キャンプのインフルエンザからアクシデントに悩まされてきたが、きっちり節目には間に合わせた。鳥谷は開幕からエンジン全開だ。