伊藤和、中村GMの前で1回無失点
「育成試合、阪神3‐6NTT関西」(2日、鳴尾浜)
阪神の育成選手・伊藤和雄投手(24)が、NTT西日本との育成試合の九回から登板。最速141キロながら、キレ味のある直球を軸に、1回を無安打無失点に抑えた。
右肩の張りのため3月18日の練習試合ヤクルト戦以来となるマウンド。先頭の長田を136キロ直球で空振り三振に斬ると、続く仮谷も直球で右飛に。次打者には死球を与えたが落ち着いていた。4番高本は低めに落ちるチェンジアップで2つめの三振を奪った。
「スピードガンは出てなかったですけど、まっすぐで空振りが取れた。いい感じで投げられました」とホッとした表情を浮かべた。
視察に訪れた中村GMは「復帰第1戦でしっかり結果を出した」と評価しながらも支配下登録については「今ここでどうこうない。現場と相談して」と、慎重に言葉を選んだ。
現在1軍は“投壊”状態だ。右腕は「チャンスはあると思う。僕は結果を出し続けるしかない。どんどんアピールして頑張ります」と支配下返り咲きを誓った。