ドラ6岩崎、大瀬良に“下克上星”だ
阪神のドラフト6位・岩崎優投手(22)=国士舘大=が14日、“下克上”を誓った。先発予定の16日の広島戦(マツダ)で初めて投げ合う、同期で同級生の大瀬良に「1巡目で指名されるぐらいなのでいい投手だと思う」と対抗心を見せた。
これまでは対照的な野球人生を歩んできた。大瀬良は長崎日大高、九州共立大で全国大会を経験。一方の岩崎は清水東では甲子園と無縁で、国士舘大では大半を東都大学リーグ2部でプレーした。
13年のドラフト会議では、3球団による競合で広島から1巡目指名を受けた大瀬良に対し、岩崎は76人中67番目の指名(育成選手を除く)だった。
それでもプロに入れば経歴も指名順位も関係ない。岩崎は大瀬良よりも先にプロ初勝利を挙げてローテをつかんだ。このまま先を走り続けるつもりだ。
甲子園ではブルペンで投球練習。その後も通常メニューをこなして準備を整えた。虎の雑草左腕が、同世代のスターに全力で挑む。