梅野 虎新人捕手12年ぶり先発出場
「阪神8‐7ヤクルト」(20日、甲子園)
阪神のドラフト4位の梅野(福岡大)が自慢の強肩で聖地を沸かせた。三回1死一塁。素早い送球で、雄平の二盗を阻止した。チームの新人捕手では12年ぶりのスタメン出場。3打数無安打に終わったが、随所で輝きを放った。
山田バッテリーコーチは「課題も見えたけど次に生かせばいい」と合格点。ワンバウンド投球を何度も止めたキャッチングに「ずっと練習でやってきたことができたことは良かった」と評価した。
ただ、先発の岩田が5回4失点と崩れたため、梅野は「投手有利のカウントに持っていけなかった。自分も反省しないといけない」と厳しい表情。最後に「長いシーズンを任されるようにやりたいです」と前を向いた。目標の正捕手獲りへ一つずつ経験を積んでいく。