一二三、4年目で待望の甲子園“1号”

 「ウエスタン、阪神2‐1中日」(23日、甲子園)

 聖地に快音が響き渡った。阪神・一二三が放った打球は、浜風に乗り左翼席に着弾。プロ4年目に、待望の甲子園1号が飛び出した。

 虎党がこの日、最も盛り上がったのは三回だ。先頭・一二三は、カウント1‐2から真ん中低めのチェンジアップを完璧に捉えた。きれいな放物線を描いた今季初本塁打。プロ通算5本目のアーチに、懐かしい記憶がよみがえった。

 「めっちゃ気持ち良かった。(打球は)高校のときと同じ場所に落ちたと思います」

 2010年8月11日、夏の高校野球2回戦。東海大相模高3年のときに、聖地の左翼スタンドに初アーチをかけた。再現した甲子園弾は、4年前と同じ心地よい感触を残した。

 右太もも痛から復帰後、バットを変更した。掛布DCが「ヘッドの重みを感じられるように」と33・5インチから34インチのバットの使用を勧めた。五回の右飛も「内容が良かった。これをきっかけにしてほしいね」と目を細めた。新相棒を手に背番号36は、未来の主軸への階段を上がっていく。

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