“新代打の神様”関本が窮地救った!
「中日3‐6阪神」(6日、ナゴド)
新代打の神様がまた窮地を救った。阪神・関本が同点適時打。一振りで敗戦への流れを食い止めた。
1点を追う七回2死一、二塁。ネクストバッターズサークルで待機していた際、代打・新井が勝負を避けられて四球を選ぶ光景を目に焼き付けた。
「新井さんが歩かされた形になっていたので燃えていた」
フルカウントからの7球目。徹底して外角を攻めてきた中日バッテリーに対して、思い切り踏み込んだ。山井の外角シュートを強振。右翼線へ鋭いライナーを運んだ。
打球がワンバウンドしてフェンスに当たる間に、二塁から代走・田上が同点のホームを踏む。さらに一塁から本塁を狙った新井は、相手の中継プレーで憤死。勝ち越し点は生み出せなかったが、2試合連続の適時打で出色の勝負強さを示した。
今季の代打成績は9打数4安打で打率・444。4月13日の巨人戦はサヨナラ打を放ち、4日のヤクルト戦は決勝適時打でチームの3連敗を阻止。「(出番の)3人前ぐらいからゲームに入るようにしているのがいいんじゃないかな」。勝負どころを読めるベテランだからこそ、ここ一番で頼りになる。