良太0行進止める適時打も九回痛い三振

 「中日2‐1阪神」(8日、ナゴド)

 阪神・新井良は好機を逸した場面をハキハキと振り返った。同点で迎えた九回。1死満塁で打席が巡ったが、カウント2‐2から、最後は浮いたスライダーにバットが空を切った。谷繁兼任監督の配球を問われ、「球種どうこうではない。あそこで打たないといけない」と自省の弁。殊勲を逃した悔しさをのみ込み、背筋を伸ばした。

 打線がてこずった雄太をとらえた。チーム15イニング無得点で迎えた七回。鳥谷の死球、マートンの右前打で1死一、二塁の好機が広がると、新井良がフルスイングを捨て、均衡を破った。カウント2‐2から真ん中の直球を逆方向へ。やや詰まった打球が一、二塁間を破り、前夜から続く0行進に終止符を打った。

 「適時打?いや、あそこでも打って、満塁のところでも打たないとダメ」。今季21打点はチーム3位の貢献度。得点圏打率・412はチームトップのゴメスに肉薄するが、自己採点は低い。新井良がどん欲に「勝負強さ」を追求していく。

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