今成マルチ&四球 マートンの穴埋めた

 「阪神1-0巨人」(11日、甲子園)

 リベンジの思いと感謝の気持ちをバットに乗せた。唯一の得点を導くなど、3打席すべてに出塁してみせた。マートンに代わって5番に入った阪神・今成が、勢いをもたらした。

 「(左方向の)風が強かったので(右翼への)長打はムリだと思ってたので、つなぐことを考えてました」

 二回だ。無死一塁から4球目の外角球を逆らわずにはじき返し、三遊間を破る左前打に。ゴメスの好走塁で一、三塁となり、鶴岡の適時打につながった。四回は先頭から左前打を放ち、六回2死二塁からは四球を選んだ。

 「(菅野には)開幕のときにやられていたので、何とか打ちたいと思っていました」。開幕戦では「6番・三塁」でスタメン出場し、菅野の前に3打数無安打。その借りをきっちり返した。

 勝利に貢献する活躍。「1点差で勝てたのはいいことなので、これからも緊張感を持ってやりたい」。接戦の勝利に笑顔を咲かせ、左腕に輝いたのは母の日にちなんだピンク色のリストバンド。1つではなく2つ巻いたところに意味がある。

 「嫁さんのお母さんと自分のお母さんで。これで(ヒットも)2本ということで」。狙い通りのマルチ安打は、母への感謝を示しただけでなく、阪神ファンも満足させた。

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