岩田無傷の3連勝!先制点献上も粘った

 「広島3-4阪神」(14日、米子)

 持ち味の動くボールでピンチをしのいだ。奪った併殺打は3つ。阪神・岩田が粘りの投球で無傷の3勝目を飾った。

 「球場が狭いので、低め、低めを意識して投げました。先制されたけど、野手の方がすぐに逆転してくれたので、しっかり投げようと思いました」

 初回、わずか3球で先制点を失った。だが今年の岩田はこのままズルズルと崩れない。ツーシーム、スライダーなどを低めに制球し早打ちの広島打線からゴロの山を築いた。

 2点リードの八回。この日、6度目の先頭打者の出塁を許した。その後、1死二、三塁から菊池の中犠飛で、1点差まで詰め寄られたが、続く丸を抑えて最少失点でしのいだ。

 今季、好投を続ける1つの要因は直球とツーシームの変化と球速差だ。岩田は「ツーシームはどう変化するのか分からない。まっすぐも勝手に動くから。球速差がないのがいいのかもしれない」と分析する。3キロ前後の球速差が打者を惑わせ、バットの芯を外す。

 「これで3回目か。やっと岩田らしくなってきた。昨日ああいう試合だったからよく八回まで投げてくれた」

 中継ぎ陣を休ませた力投を和田監督もねぎらった。次回は21日オリックスとの交流戦に先発予定だ。4試合の先発で防御率1・24。抜群の安定感を誇る左腕が福原を欠くチームの窮地を救った。

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