甲子園DHは新井!和田監督迷わず指名
お前に託した‐。阪神・和田豊監督(51)が22日、今季の交流戦から採用されるセ・リーグ本拠地での指名打者に新井貴浩内野手(37)を指名した。昨年まで4打席で勝負してきた男をスタメンに組み入れ、さらなる活性化を図る。
21日のオリックス戦で逆転勝利を飾る土台となった起死回生の同点2号2ラン。初球を打った積極性。勝利の方程式を担う比嘉から放った一撃。値千金のアーチを架けた背中に猛打爆発の期待を込める。
甲子園での指名練習後、和田監督は迷いなく答えた。指名打者は新井かの問いに「そう考えているよ」と即答した。今季から専任となった慣れない代打稼業で、打率・286、2本塁打の数字を残す勝負強さにかける。
「4打席あると配球が読めてくるしね。1打席と違って。代打は難しいポジションだけど、新井は1打席にかける集中力というのがすごく出てるしね」。新天地で磨いた武器が必ず頼りになる。
鳥谷、ゴメス、マートン、新井。主軸に並ぶ豪華な顔ぶれ。息の抜きどころのない打線が、相手投手の失投を誘う。聖地での12試合。新井が勝敗を分ける分岐点で、痛打を食らわす。