イライラが爆発…マートン途中交代
「交流戦、日本ハム1‐4阪神」(1日、札幌ド)
連敗を3で止めた白星も心の底から喜べない。阪神・和田監督の表情は曇っていた。頭痛の種はマートン。五回、明らかに集中力を失った空振り三振を喫すると、指揮官は六回の守備からベンチに下げた。
マートンのフラストレーションが爆発したのは五回の第3打席。ボールだと見切った初球の外角直球をストライクと判定されると、2球目、3球目と打つ気のないそぶりで投球を見送った。ボール、ファウルを挟んだ6球目。外へ逃げるカーブにバットは大きく空を切り、怒りのM砲はバットを放り投げた。
「今日は集中力を欠いていたから。あんだけイライラしていたら。今日はあそこまでだと」と和田監督。チームの士気を考慮しての交代かと問われると、「それも含めてね」と答えた。
精神的に不安定な部分があるマートンの心をケアするため、オマリー打撃コーチ補佐をスコアラーとして常時ベンチに入れているが、最近は心の波が上下に激しく揺れ動いている場面が目立つ。早急な手当てが必要だ。