また藤岡に…和田監督「同じやられ方」
「交流戦、ロッテ8‐3阪神」(11日、QVC)
またも阪神は藤岡に苦杯をなめさせられ、千葉での連勝も4で止まった。「同じ相手に同じやられ方…甲子園でもやられとるから」。和田監督の言葉にも、いつもの力感はなかった。
5月25日の同カードでも抑えられた左腕が相手。ただ前回同様、打線が直球に押される場面が目立った。藤岡が序盤は変化球の制球に苦しみ、直球主体の投球だったのに…だ。
これには「(直球に)さされとったな、立ち上がり変化球が入らなくて、真っすぐ1本という感じだったけど、それでも前に飛ばない」と指揮官の嘆きは止まらない。
三回までは無安打。四回、六回と2度の無死二塁の好機をつくっても、あと1本が出ない。8点ビハインドの八回に3点を返すが、もはや焼け石に水。
ついに貯金は1。だが、勝負の時はまだ先だ。「勢い、流れを持ってこないといけないが仕掛けが遅い。初回からという体勢、姿勢をつくってやっていきます」。立て直す時間は十分に残っている。