呉15S 安藤打たれても福原とリレー
「交流戦、ロッテ7‐8阪神」(12日、QVC)
二転三転の流れを手繰り寄せ、最後まで離さなかった。安藤が打たれても、カバーして勝利につなげた。再逆転した打線の援護を受け、福原と呉昇桓が1点のリードを守り、逃げ切りに成功した。
まずは八回の福原だ。七回に安藤が4点を奪われた直後、打線が逆転に成功。その流れでの登板で期待に応えた。先頭の荻野貴を一ゴロに打ち取り、続く鈴木に四球を与えながらも後続を抑えた。
「先頭をしっかり抑えられたので良かった。チームが勝つのが一番なんで」と福原。リードを保ったまま、九回は呉昇桓が登板。先頭の角中に中前打を許したが、犠打を挟んで1死二塁となったピンチからが真骨頂だ。クルーズとサブローを連続で空振り三振に仕留めてゲームセットだ。
守護神にとって、1日の日本ハム戦以来となる15セーブ目。「こういう展開でも最後を抑えるのが仕事」と胸を張った。誰かが苦しい時は他の選手でカバーする。リリーフ一丸の思いが結果となって表れた。