西岡「1番DH」でマルチ!走塁も全力

 「ウエスタン、阪神2-1ソフトバンク」(14日、甲子園)

 第1ろっ骨の骨折などでリハビリ中だった阪神・西岡剛内野手(29)が14日、ウエスタン・ソフトバンク戦(甲子園)に出場。実戦復帰した13日に続き、2試合連続「1番・DH」で3打席に立ち、2安打の結果を残した。

 復帰初安打は初回だ。山中の下手投げ特有の浮き上がる高め直球を、右中間へはじき返した。五回の第3打席は、初球カーブを前でさばき右翼線へ落とす二塁打を放った。

 さらに、走塁面でも俊敏な動きを披露した。初回にアウトにはなったが、二盗を敢行。患部を気にせずにスライディングも行えた。三回の遊ゴロや、五回の二塁打でも全力疾走するなど、復帰へ前進している姿をみせた。

 2試合を終えて「昨日より、ちょっとずつ(状態は)上がっている」。一方で、2安打には「気分はいいけど、たまたまです」と話した。1軍復帰へ、課せられたハードルは多い。終始、表情を変えなかったのは、自らに甘んじた考えを持っていない証拠だ。状態が良ければ、復帰3戦目は17日・楽天戦(鳴尾浜)になる見込み。危機感を持ちながら、西岡は前へ進んでいく。

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