メッセ前回仙台での屈辱「やり返す」

 阪神のランディ・メッセンジャー投手(32)が20日、先発する21日の楽天戦(甲子園)で“悪夢”を払しょくすることを誓った。楽天と前回対戦した3日は、完封目前の九回に3点差をひっくり返された。交流戦最終登板を快投で締めくくり、27日の中日戦(甲子園)から再開するリーグ戦へ弾みをつける。

 忘れたくても忘れられない。あの仙台での屈辱的な光景は、はっきりと脳裏に焼き付いている。悔しさは結果で拭い去る。「もちろん、やり返したいと思っています」。メッセンジャーが楽天へのリベンジを誓った。

 3日の楽天戦(コボスタ宮城)。八回までは被安打1で無失点投球だった。完封勝利を目指して3点リードの九回もマウンドに上がったが、無死から2連打で失点。ここで降板した。

 一度狂った歯車はかみ合わずに、2番手の呉昇桓も打たれてまさかのサヨナラ負け。自身の勝ち星が吹っ飛んだだけではなく、チームにとってもショックが残る敗戦となった。

 今回は結果を残す自信がある。前回登板した15日の西武戦(西武ドーム)は、自己最多の13三振を奪って約1カ月ぶりの5勝目を挙げ、自身のビジターでの5連敗も止めた。

 「(今回も)同じように投げたいと思う。勝ちの権利がありながら付かなかったこともあるので、あまりその辺は気にしていない。気持ち的には変わらない」と久々の勝利で、精神面の落ち着きを取り戻している。

 今季はここまで14試合で5勝6敗、リーグ4位の防御率2・97。勝てば自身の勝敗は五分に戻る。

 「そうなればいいけど、それよりも自分の仕事をきっちりして、その上でチームが勝てれば、それに越したことはない」。交流戦で失速したチームを勢いづけるためにも、交流戦最終登板で弾みを付る快投を狙う。

 今回は今季4勝1敗、防御率1・53と抜群の相性を誇る甲子園での登板だ。この日は大好きな聖地で軽めの最終調整を行った。死角はない。豪腕を振り下ろし、イヌワシ軍団を沈黙させる。

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