前ヤ軍建山調査を中村GMが認める
阪神・中村勝広GM(65)は22日、中継ぎ強化へ前ヤンキース傘下3Aスクラントンの建山義紀投手(38)の獲得調査を行っていることを明かした。
「調査中です。どれぐらいかかるかは分からないが、合意に達する努力をしているところです」と中村GM。今季は福原、安藤、加藤らが故障の影響および不調で本来の力を出せず、松田の故障離脱もあり救援陣の補強が急務となっていた。
建山は日本ハム時代の04年に最優秀中継ぎのタイトルを獲得するなど、実績は十分。メジャー4年目の今年はヤンキースとマイナー契約を結んだが、開幕後の5月9日に自由契約となっていた。
サイドスローから最速148キロの直球と多彩な変化球を武器にするスタイルは大きな戦力。中村GMは「中継ぎ陣が大変な状況で、それをカバーするために白羽の矢を立てた。経験豊富だし、ああいうタイプは少ないから」と説明した。建山本人は近日中にも帰国する予定で、交渉は最終段階に入る見込みだ。