「西岡会議」開催へ…反攻へ虎首脳集結
完全復活が近づいている阪神・西岡剛内野手(29)の復帰後の起用法を含め、リーグ戦再開後の攻撃陣編成について首脳陣が会議を開くことが23日、明らかになった。“新打線会議”では攻守におけるバランスを考え、ベストの布陣を話し合う方針だ。
西岡の復帰により、分厚くなる攻撃陣。その戦力をフルに生かせるかが、リーグ戦再開後の巻き返しへの鍵を握っている。そのために、首脳陣がベストの布陣を模索する会議を開くことになった。
西岡は3月30日の巨人戦(東京ドーム)で福留と激突し、左右の肋骨(ろっこつ)骨折などで長期離脱。その間、上本が「1番・二塁」の座に就き、打線をけん引してきた。
現在、西岡は2軍戦に三塁手として出場。1軍復帰後は同ポジションを守ることも視野に、準備を進めている。ただ、今季の三塁は新井兄弟、今成らが競争を続けてきた。
打順においても例えば西岡を1番で起用した際に、上本が6番などに座るのか。または今季開幕からの1番・鳥谷、3番・西岡の打順を組むことも可能だ。今成の右翼起用を含め、多彩な攻撃オプションが生み出される。
黒田ヘッドコーチは「西岡復帰後の打順?24日か25日に会議するわ」と説明。リーグ戦再開までの間に、守備のバランスも含めた新打線検討会議を行うことで、今後の方針を決めていく考えだ。
24日から2軍はオリックスとの3連戦(鳴尾浜)を行う。西岡も出場予定のために首脳陣が視察し、状態をつぶさにチェックする予定だ。
西岡の1軍合流時期については「まだ決まっていないことだけは確かや」と黒田ヘッド。だが、西岡復活を起爆剤に打線を活性化するため、できうる限りの準備を進めていく。