惨敗に“なんでやねん!”虎党から怒号
「阪神2‐10中日」(29日、甲子園)
まさに惨敗。阪神はエースの能見が初回から崩れ9失点。4位転落。虎党の怒号が聖地に鳴り響いた。
「なんで能見をあそこまで引っぱるん?見てれば分かるやん」。兵庫県西宮市の会社員・田中利繁さん(43)は、首脳陣に対しての不満を吐露した。「スタンドの観客の人数を見ればわかるやろ。盛り上がってないやろ」と同県淡路市の会社員・舩越留美さん(46)。九回を待たずして、球場を去るファンが後を絶たなかったのも怒りの表れだ。
これで引き分けを挟み今季初の5連敗。「ダメですね。全然点が入らないし」と大阪府泉佐野市の会社員・近藤賢司さん(43)は悲痛な叫びを訴えた。
一方で西岡の復帰など明るい話題もある。「ガッツのある感じがいいですね。チームを盛り上げてほしい」と京都市の会社員・伊山彰紀さん(40)。復帰後初安打に、唯一の希望を抱いた。
ただ、中日3連戦の得点はわずか5点。この先の戦いに不安が残る。「打線のつながりが全くない。これじゃきついでしょ」と神戸市の会社員・辰巳綾さん(24)は厳しい言葉。なぜ勝てないのか。選手とともに勝利の美酒を味わいたい虎党も苦悩している。