マートン 球宴で大谷、スタン倍返しだ
日本野球機構(NPB)は6月30日、「マツダオールスターゲーム2014」(第1戦=7月18日・西武ドーム、第2戦=同19日・甲子園)の選手間投票結果を発表した。阪神のマット・マートン外野手(32)、オリックスの金子千尋投手(30)ら、セ、パ両リーグで8選手の出場が新たに決まった。投票したのは支配下登録選手の755人。監督推薦は7月3日に発表され、全陣容が決まる。
心の中ではリベンジの思いがふつふつとわき上がっていた。交流戦でやられた相手への倍返し‐。選手間投票で出場が決まったマートンは、交流戦で完ぺきに抑え込まれた日本ハム・大谷打ちを誓った。
「まだメンバーも決まっていないが」と前置きした上で「交流戦で打ち取られた投手にやり返したい。大谷、スタンリッジと対戦したい」と力を込めた。名前を挙げた2人には交流戦で抑え込まれ、特に大谷には6月18日のゲームで3打数無安打に封じられた。
「打てると思った球を打ち損じてしまった。160キロを打ってみたいし、対戦するのが楽しみ」とリベンジを誓った。大谷はファン投票、選手間投票では選出されなかったが、監督推薦での出場が濃厚だ。160キロ右腕を力勝負で粉砕するために、助っ人は打席でのアプローチを変えるプランも口にする。
シーズン中はコンパクトにヒットゾーンを狙っているが「何とか大きいの(本塁打)を打ちたい。そういうのを狙ってやるかもしれない」と一発狙いを宣言。力勝負となる球宴ならではの対決で160キロを粉砕できるか‐。球宴の舞台に上がってくれば、すべての力をもってストレートを打ち抜く。