能見抹消も最短復帰へ 11日G3連戦
6月29日の中日戦で左脇腹に異変を訴えていた阪神・能見篤史投手(35)が同30日、出場選手登録を抹消された。「左脇腹から背中にかけての張り」と和田監督。病院で精密検査を受け、比較的軽度のものと診断されたもようだ。
不幸中の幸いだ。この日、出場選手登録を抹消されたエース左腕が、最短で戦列復帰できる見通しであることが明らかになった。
「キャッチボール再開にも、そんなに時間はかからないと思う。あとは投げ始めてどうかというところだけどね」と和田監督。中西投手コーチも「トレーナーから巨人戦は大丈夫だという報告があった」と、抹消期間の明ける7月11日からの巨人3連戦で復帰できる見込みを明らかにした。
一般的に脇腹のケガは再発しやすく、長期離脱を避けるために慎重になるケースが多い。だが、一夜明けで次回登板の見通しが立ったということは、違和感と張りの程度が軽かったことを意味するものにほかならない。
首位・巨人に7ゲーム差をつけられ、借金2を抱える現状でのエース離脱は痛い。だが、幸いにも先発を1度回避することで復帰できる公算が高い。エースの復帰登板まで、必死のやりくりで急場をしのいでいく。